薄味に慣れている人やもともと薄味を好んで食べている人ならいいけれど、日本人は外国人と比べて濃い味を好む人がとても多いです。
いざ、減塩に挑戦してみるものの普段よりも味気ない料理に食事が楽しめなくなってしまい、続けるのが辛くなってしまいます。
味気ない食事ばかりでせっかくの楽しい食事の時間が台無し。
減塩食を意識し始めると、今までの食事がどれだけ濃い味だったのか痛感させられます。
塩分控えめの食事に切り替えるのって簡単なようで意外と難しいもの。
私自身も妊娠中は特に気をつけてはいたものの、味気ない料理にとても物足りなさを感じていました。
そんな時に活用したいのが塩分以外の旨味成分です。
減塩しながら料理を美味しく、食事の時間を楽しくするための秘訣をご紹介します。
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出汁のでる食材で旨味を更に引き立てる
定番なモノといったら、かつおや昆布、干し椎茸ですが、他にも干しエビや干し貝柱などもいい出汁がでる食材です。
出汁の旨味を引き立てることで塩味を抑えても、味に風味がでて、とても美味しくなります。ただ、市販のモノ(味の素)にはすでに塩分が多く含まれているので注意が必要です。
お酢やレモンなど酸味を効かせて塩味を抑える
炒め物などで塩の代わりにお酢やレモンなどをうまく利用することで減塩食が格段に美味しくなります。この方法は手軽にできて簡単なので私自身もよくやっています。
特にオススメなのはお酢。
お酢は血圧を下げる効果もあるので積極的に取り入れるといいですね。
特に黒酢が高血圧の予防に効果的であることがわかっています。
高血圧症の人が食酢1日あたり15mlもしくは30mlを摂取した場合、摂取直前と比較して15ml摂取では摂取開始6週目から、30ml摂取では摂取開始4週目から有意な血圧の低下が認められた。という研究結果があります。
引用元:https://www.黒酢.club/article2/20ketuatu.html
香味野菜を利用して味気ない減塩食を補おう
舌への刺激を与えることで味気ない料理がより一層おいしくなります。
香味野菜一覧
◆しそ(ビタミンA、ビタミンC、ミネラルなども豊富で栄養的にもばっちりの野菜です。食欲を高めたり、貧血を予防したり、精神を安定させたりするという効果もあり、がんの予防にも効果が高い)
◆生姜(ビタミンB1、B2、ビタミンC鉄分、カロチン、カリウム、カルシウムが主に含まれています。冷え性、風邪の初期症状の緩和(咳、喉の痛み)鎮痛、潰瘍・腫瘍の治療、吐き気の緩和、便秘解消、むくみ防止、消臭などの効果がある)
◆にんにく(血圧を下げる、血液をサラサラになる)
◆長ネギ(風邪の妙薬として用いられる、体を温める作用がある)
◆パクチー(ガンの予防や肝機能の回復、アンチエイジング効果、ビタミン、カルシウム、鉄分が豊富に含まれている)
香ばしさは旨味に変わる
お肉や野菜を炒めた時に焦げ目がつくとおいしく感じる。これは香ばしさが、嗅覚を刺激し、味気なさをカバーしてくれる効果があるので、塩味を抑えても美味しく感じるのです。
煎ったゴマやナッツ類を加えることによって食感を楽しむことができ、更に味気ない料理が美味しく感じられます。
減塩食品を活用しよう
妊婦さんだけでなく、今や健康に気を使う人が多くなり減塩食品も数多く販売されるようになりました。
減塩醤油や減塩味噌、減塩ソルトなどに変えることでかなりの塩分カットに効果的です。
減塩のものだから大丈夫と油断するのは禁物です。
しっかりと味を工夫した上で、減塩食品と合わせるのが一番有効な方法ですので、うまく取り入れるようにしましょう。
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